170afaab 506c 43d3 ad0b 46628ccffa32

小児科での看護師の役割4つと具体的な仕事内容

子どもが好きな看護師は、小児科で働きたいと1度は考えたことがあるのではないでしょうか。しかし、小児科は専門知識が多く特殊なイメージもありますよね。小児科での看護師の役割は、他の診療科とは異なることの連続です。ここでは小児の看護ケアの実際について紹介していきます。

2017年12月13日

仕事内容① 子どもの状態の把握

小児科では、まだ喋ることができなかったり、喋れても上手く伝えられなかったり、治療に対する不安のために嘘をついてしまうような発達段階の子どもを対象とします。

そのため、成人に行うような問診だけでは正確な状態が判断できません。

話すことができない年齢であれば保護者や病状が良く分かる人からの情報収集を行い、自分の目で全身観察を行い、異常を見つける必要があります。

不安や恐怖で自分の状態を伝えられない場合は、緊急の場合を除いて、まず病気や治療以外の話をしたりおもちゃで遊んだりして安心させてあげるようにしましょう。

心のケアを行った上で情報収集する方が、正確な状態を教えてくれます。

また、子どもは回復も早ければ悪化するのも早いのが特徴です。

数時間、数分のうちに状態が変化することもよくあるので、状態把握はとても重要な看護の役割になります。

仕事内容② 検査や治療がスムーズになるように工夫する

小児は「病院=痛い・怖い」というイメージを持っている場合が多いです。
検査や治療には確かに痛みを伴ったり、大きな音がしたり、暗かったり、大きな機械を使うことで怖い思いをしてしまうことがあります。

採血や点滴は決して珍しくない処置ですが、痛みを伴いますし、注射器を見ると怖くなります。

必要に応じて、子どもの腕や身体を押えたりもしますが、体を押さえるときは、お母さんかお父さんに後ろから抱きかかえるようにしてもらうと、子どもは少し安心できるようです。

穿刺部位は動くと危険なので、看護師がしっかり押さえます。

また、検査や治療の前には、紙芝居や動画、おもちゃなどを使ってプレパレーションを行います。

必要性や手順が分かると、不安が軽減されスムーズに検査や治療が受けやすくなります。

検査や処置中も、話しかけたり手を握ったり目線をそらせてあげるなど、気を紛らわせることも必要です。

もちろん、看護技術の向上も大切です。

処置に使う物品や薬剤の量など、小児特有のことがたくさんあります。

適切な看護技術を素早く提供できることで検査や治療がスムーズに進み、その結果、子どもが苦痛に感じる時間を最小限にすることができるのです。

仕事内容③ 子どものQOLの向上

入院生活が長い子どもの場合は、特にQOLの向上に努める必要があります。

疾患の治療中は、普段よりも生活行動に制限が設けられていることが多くなります。

例えば、安静の為ベッド上で生活しなければならない、点滴がある為走り回ることができない、感染予防の為に他者との交流が制限されているなどです。

その状態が続くと、自分は何もできないと思い込み、益々QOLが低下してしまいます。

安静度内でできるレクリエーションを考え提供したり、季節のイベントの時には特別感を演出したりして、楽しみをたくさん作ってあげることも看護師の大切な役割になります。

QOLが向上すれば、治療に対しても前向きに取り組めるようになるはずです。

仕事内容④ 保護者への心身のサポート

成人の場合と大きく違うのは、小児科では、実際に治療を受ける子どもと同じか、それ以上に保護者への対応が重要になるということです。

我が子のことなので動揺されている方、ひどくショックを受けておられる保護者の方もおられます。

保護者にも丁寧にインフォームドコンセントを行い、少しでも不安を取り除いてもらえるよう接します。

また、小児科に入院中の子どもの日常生活のお世話は、保護者にお願いすることが多くなります。

家とは違い、慣れない環境でのお世話をしたり、スタッフや他の患児に遠慮をしたり、子どものことが心配で夜も眠れなかったりと身体的にも負担が大きくなります。

保護者の方の体調も気遣い、サポートしていく必要があるのです。

最後に

このように、小児科の看護師の役割は成人看護と違うことがたくさんあります。

思いがけないアクシデントが起こったり、処置が思うように進まないなど、大変なことも多いですが、
子どもの笑顔はまるで魔法で、その笑顔のために頑張ろうと思える現場でもあるのです。

記事のカテゴリ
  • 転職/復職
  • 看護技術
  • 悩み
  • キャリア
  • 免許/資格
  • 給与/待遇
新着記事