
【例文あり】小児科の看護師で使える志望動機の書き方とは?
今回は、小児科に勤める看護師の志望動機についてご紹介します。小児科での勤務の経験・未経験なども加味しての志望動機の例文もご紹介します。小児科は人気の科です。そこで、どういった志望動機で面接に臨むと転職や就職がスムーズに進むのか確認していきましょう。小児科の看護師になりたい方必見の志望動機例文です。
そもそも小児科の特徴とは
小児科は、乳児〜思春期くらいの子どもを対象にした診療科です。
年齢の幅で言うと15〜18年ほどなのですが、この時期の1年は発達段階に大きな違いが生じます。
成人になってからの5歳の年齢差はさほど気になりませんが、例えば0歳と5歳では発達段階に大きな差があり、検査結果やバイタルサインの正常値、薬剤の投与量やスピードなどが全く異なります。
そのため、それぞれの発達段階に合わせた看護の提供が必要になるのです。
また、成人の場合は診療科が内科・外科に分かれており、さらに疾患のある部位や臓器によっても循環器や消化器などと分かれるのですが、小児科では基本的に小児の疾患は全て担当になるため、幅広い診療を行わなければなりません。
成人を対象とする診療科との大きな違いとしては、家族の協力が不可欠であるということです。
小児科では、患児の精神的な安定のためにも、日常生活のお世話は家族に依頼することが多く、付き添い入院が必要になります。
付き添っている家族も、怪我や病気に苦しむ子どもの姿を見てストレスを感じていたり、身体的にも疲労しますので、家族の方へのサポートも小児科では重要になります。
小児科の志望動機の書き方のポイント4つ
自分の言葉で具体的に書く
どこかで聞いたことのあるような、ありきたりな表現は避けましょう。
参考にするのは良いのですが、必ず自分の言葉で書きます。
体験談などがあれば入れておくと具体的になりますが、絶対に嘘を書いてはいけません。
「頑張ります」といった抽象的な表現や「勉強させてください」といった積極性に欠ける表現は使わないようにしましょう。
短所は長所に言い換えて書く
例えば「心配性」というと短所に聞こえますが、「慎重、注意深い」というと長所になります。
「頑固」を「責任感が強い」などに言い換えるなど、ネガティブな表現は避けましょう。
なぜ小児科でなければならないのかを伝える
どのような看護をしたいから小児科で働きたいのかをはっきり伝えましょう。
「その看護なら他の診療科でもできますね」と思われないように、小児看護でしかできないことを志望動機にします。
「子どもが好き」というのは大前提であり、小児科を希望する動機がそれだけでは弱すぎます。
小児科の経験がある場合は、経験を具体的に書くと良いでしょう。
応募先の理念や特徴を確認し、志望動機とのズレがないようにする
事前に応募先の情報を収集しておくことは重要です。
しかし、志望動機に「貴院の理念に共感しました」などという表現で書いても抽象的で印象には残りません。
自分の書いた志望動機が、応募先の理念とズレていないかを確認するという意味では、応募先のリサーチは欠かせないと考えてください。
志望動機の例文(小児科経験者の場合)
3年間小児科病棟で勤務してまいりました。
様々な小児疾患に携わる中で、診療に対する知識や技術はもちろん、患児やそのご家族に対する関わり方も身につけることができました。
しかし、以前の小児病棟では小児ガンや先天性の疾患などの難しい症例は、専門の病院へ転院しなければいけませんでした。
貴院では高度小児医療を行っており、今までの知識や経験を生かしながら、さらに専門的なスキルを追求できる考え、貴院を志望させていただきました。
志望動機の例文(小児科未経験者の場合)
もともと子どもと関わるのが好きで、保育のボランティアに何度か参加した経験があります。
その際、子どもの発達段階の違いに関心を持ちました。
貴院では、幅広い疾患を対象にされており、長期入院を要する患児も多く、様々な発達段階の子どもをじっくり関わって、心身ともにケアを行うことができると考え、志望させていただきました。
患児やご家族との関わりの中で、本当の思いや笑顔を引き出せる様な看護をしたいと思っております。
最後に
参考になったでしょうか?
小児科への就職や転職で志望動機を考える際のポイントは「なぜ貴院の小児科でないといけないのか」という点が最も重要になります。
自分の体験を交えて、志望動機は具体的に、また受け身にならないように書くことを心がけてください。