
【耳鼻咽喉科で働く看護師】あると便利な資格やスキルは?
耳鼻科で働く看護師はどんな資格やスキルがあると便利なのでしょうか。耳鼻科で働く看護師があると便利な資格やスキルについてご紹介します。看護師が仕事していくうえで、どんな資格やスキルが必要なのでしょうか。看護師の仕事について確認していきましょう。
耳鼻咽喉科で働くということ
皆さんの中に、耳鼻咽喉科で勤務をしている方はいますか?
勤務している方の中には、「耳鼻咽喉科で働く看護師として、もっと知識を深めたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。
研修や学会に参加することも大切ですが、耳鼻咽喉科で働く看護師としてのスキルアップを検討している方は、資格を取得してみてはいかがでしょうか。
耳鼻咽喉科で働く看護師にあると便利な資格やスキルについて紹介します。参考にしてください。
資格1. 摂食・嚥下障害看護
耳鼻科と聞くと耳や鼻の専門医療機関のように感じますが、正しくは「耳鼻咽喉科」ですので、耳や鼻だけでなく喉も見る必要があります。
そのため、嚥下障害に悩む患者さんも、耳鼻科には多いです。
日本看護協会の認定する資格には、「摂食・嚥下障害看護」というというものがあります。
この資格は摂食・嚥下機能の評価や、安全な摂食・嚥下訓練の選択ができることなどを目的として作られています。
耳鼻科で働く看護師にぴったりの資格ではないでしょうか。
資格を取得するには、①看護師として5年以上勤務する(うち3年以上は摂食嚥下障害患者が多い保健医療福祉施設、または在宅ケア領域での看護実績を有すること)、②摂食嚥下障害患者を5例以上担当した実績を有すること、③現在、摂食嚥下障害患者の看護に携わっていることが望ましい、という条件があります。
興味のある方は、まずは条件をクリアすることを目標としてみてはいかがでしょうか。
出典:日本看護協会
資格2. 禁煙認定指導者
喫煙が多くの疾患に影響をするということもあり、現在は禁煙をする人が大勢います。
禁煙と聞くと呼吸器外来のイメージがあります、耳鼻科でも禁煙外来を設けているところがたくさんあるのです。
一般社団法人日本禁煙学会の資格制度の一つに、「禁煙認定指導者」というものがあります。
この資格は「高度な禁煙学の知識をもとに禁煙指導ができる日本禁煙学会会員」で、禁煙指導を行う際に役立つ資格です。
資格を取得するには、まずは日本禁煙学会の会員になる必要があります。
その後、3年間の禁煙指導歴・禁煙推進活動歴・防煙教育歴を行い、認定試験に合格することで資格を取得することができます。
禁煙目的で来院する患者さんのサポートをするために必要な資格ですので、禁煙外来を開設している病院で働く場合には資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。
資格3. 小児アレルギーエデュケーター
耳鼻科の患者層はかなり広く、子供から高齢者の方まで毎日大勢の患者さんが来ます。
中でも、アレルギーによる症状で受診をする子供は非常に多いです。
そのため、耳鼻科で働く看護師はアレルギーに対する知識も持っておかなければなりません。
小児アレルギーの専門知識と指導技術をもったコメディカルスタッフを養成することを目的として、一般社団法人日本小児臨床アレルギー学会では、小児アレルギーエデュケーターという資格制度を設けています。
この資格を取得するためには、臨床経験やアレルギー専門医による被指導歴などの条件をクリアして講習に参加し、試験に合格しなければなりません。
平成21年度からスタートした資格制度ですが、すでに357名の小児アレルギーエデュケーターが誕生しています。
小児アレルギー患者の多い病院で勤務をしている方は、資格の取得を目指してみてはいかがですか?
耳鼻咽喉科で働くのに必要なスキル
どんなスキルがあると、耳鼻咽喉科に有利となるのでしょうか
先ほども書きましたが、耳鼻科には毎日幅広い年齢層の患者さんが受診します。
そのため、どの年代の患者さんに対しても接することができるよう、コミュニケーションスキルが大切です。
耳鼻科では検査をするために様々な機械を使用しますが、どの機械も年々進化しています。
また、疾患に対する治療法などもどんどん新しくなっていますので、常に新しい機械の操作方法や治療法などについて学んでいかなければなりません。
研修や学会に積極的に参加をし、学ぶ姿勢を崩さないようにすることも大切です。
最後にまとめ
耳鼻科で働くには 特別な資格を必要とはしません。
しかし、摂食・嚥下障害看護の認定看護師資格や禁煙認定指導者の資格を取得することでスキルアップにつながります。
耳鼻科で働きながらスキルアップを目指している方は、このような資格を取得してみてはいかがでしょうか。